城崎温泉元湯案内

当館は温泉街の中央にあり、城崎温泉名物「外湯めぐり」に便利な家族経営のこじんまりしたお宿です。 建物は3棟に分かれてございまして、やなぎ荘本館・別館「華山」・新別館「鶴喜」がございます。立地条件はまあまあなのですが、建物は大変古い木造３階及び２階建てで、お部屋等も創業当初よりほとんど変わっておりません（ちなみにやなぎ荘本館は昭和２０年代の創業です）。また、館内設備に関しましてもお粗末で全くといっていいほど充実致しておらず、はっきり申し上げまして「ボロ宿」でございます。しかしながら、年間お越し頂きます約５割５分７厘がリピーターのお客様で、ありがたい事に当館はこのお客様方により支え続けられ、育てられて何とかここまでやって来る事が出来ました。 当館のセールスポイントは、まず「お料理」。特に主人自らセリ市に通い、漁港、セリ市場、産地より直接仕入れる海鮮類を使った個性豊かなお料理は、質・量とも大変ご好評頂いております。 次は田舎のおばあちゃんの家に来た時のような「家庭的なサービス」お客様のわがままも出来る限り対応して行くという方針でお宿を営んでおります。ちなみに当館の接客係は、城崎とその周辺の田舎の「おばちゃん」・「おかあちゃん」がほとんどでございます。 そして最後はお宿としての「いきおい」でございます。このように、ハード面で至らない部分をソフト面でカバーしようと日々努力致しているつもりではございますが、なかなか上手く行かず、お客様には何かとご迷惑をお掛けする事があるとは思いますが、寛大なるお気持ちで一度だけでも結構ですのでお試し下さいませ。ひょっとしたら、ハマルかも？しれませんよ（笑）。また別館華山（昭和３０年代建築）、新別館鶴喜（昭和６０年代建築）には、それぞれ趣きの異なるお部屋をご用意致しておりますので、こちらもご贔屓下さいますよう、宜しくお願い申し上げます。 それでは、みなさまのお越しを従業員一同心よりお待ち致しております。